← トップに戻る株用語辞典③|信用取引・増資・M&A・応用
信用取引・空売り・増資・M&A・投資信託・先物オプション・テクニカルまで、中級から応用の言葉をまとめた。ニュースや決算で出てくる少し難しい用語を、やさしい一言と図解で引ける。会社法・経済の視点からのコラムも要所に添えた。
この編は「信用取引・増資・M&A・応用」編。第1弾(売買と基本)・第2弾(決算・財務・指標)を読んでからだと、より分かりやすい。下の検索欄や目次から引くのがおすすめ。
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1. 信用取引・空売り
自分の資金以上の売買ができる「信用取引」と、下落で利益を狙う「空売り」。仕組みとコスト、そして怖さを押さえる。損失も拡大するため、上級者向けだ。
現物取引・現物株
基礎げんぶつとりひき / cash trading|ジャンル:信用取引・空売り
一言で自分の資金の範囲で株を買い、そのまま保有する取引。信用取引の対義。
くわしく借金をしないので、株価が0にならない限り強制的に売らされることはない。初心者はまず現物から。
信用取引
基礎最重要しんようとりひき / margin trading|ジャンル:信用取引・空売り
一言で保証金を担保に、お金や株を借りて行う売買。最大およそ3.3倍のレバレッジ。
くわしく証券会社に委託保証金を預け、その約3.3倍まで取引できる。利益も損失も拡大し、金利・貸株料などのコストや追証のリスクがある。
例:保証金30万円で約100万円分の建玉が可能(保証金率30%の逆数)。
間違えやすい点:「レバレッジ=儲けの倍率」であると同時に「損の倍率」。想定外の下落で資金以上の損になりうる。
制度信用
応用せいどしんよう|ジャンル:信用取引・空売り
一言で取引所のルールで銘柄・返済期限(原則6か月)・品貸料が決まる信用取引。
一般信用
応用いっぱんしんよう|ジャンル:信用取引・空売り
一言で証券会社が独自に条件を決める信用取引。期限が無期限のものや、空売り向けの銘柄もある。
委託保証金
応用最重要いたくほしょうきん / margin deposit|ジャンル:信用取引・空売り
一言で信用取引をするために証券会社へ預ける担保。これを基準にレバレッジがかかる。
くわしく保証金に対する建玉の割合が委託保証金率。株式を担保に使うこともできる(代用有価証券)。
委託保証金率
応用いたくほしょうきんりつ|ジャンル:信用取引・空売り
一言で建玉に対して必要な保証金の割合。通常は30%(=約3.3倍)。
最低委託保証金率
応用さいていいたくほしょうきんりつ|ジャンル:信用取引・空売り
一言で維持しなければならない保証金率の下限。割ると追証が発生する。
維持率
応用いじりつ|ジャンル:信用取引・空売り
一言で建玉に対して、今いくら保証金があるかの割合。下がると追証になる。
くわしく含み損が増えると維持率が下がる。一定を割ると追加の入金(追証)を求められる。
代用有価証券
応用だいようゆうかしょうけん|ジャンル:信用取引・空売り
一言で保証金の代わりに担保として差し入れる株式など。時価に掛目をかけて評価される。
代用掛目
応用だいようかけめ|ジャンル:信用取引・空売り
一言で代用有価証券を担保評価するときの割引率(例:時価の80%)。
追証
応用最重要おいしょう / additional margin|ジャンル:信用取引・空売り
一言で維持率が下がったとき、追加で求められる保証金。期限内に入れないと強制決済。
くわしく相場急落で含み損が膨らむと発生。入金できないと、証券会社に建玉を強制的に処分される。
間違えやすい点:「追証は借金の督促」に近い。払えなければ意図しない安値で損失が確定してしまう。
追加保証金
応用ついかほしょうきん|ジャンル:信用取引・空売り
一言で追証の正式名称。維持率割れで追加入金を求められること。
追証売り
応用おいしょううり|ジャンル:信用取引・空売り
一言で追証を避ける/解消するために建玉を投げ売ること。相場の急落を加速させる。
関連:投げ売り
強制決済
応用きょうせいけっさい|ジャンル:信用取引・空売り
一言で追証を入れられないとき、証券会社が建玉を強制的に反対売買すること。
レバレッジ
基礎最重要ればれっじ / leverage|ジャンル:信用取引・空売り
一言で少ない資金でその何倍もの金額を動かすこと。利益も損失も倍になる。
くわしく信用取引の核心。うまくいけば効率的だが、逆に動くと資金を超える損になりうる、まず理解すべきリスクの源泉だ。
例:30万円で約100万円分=約3.3倍。10%動くと資金に対して約33%動く。
空売り
基礎最重要からうり / short selling|ジャンル:信用取引・空売り
一言で株を借りて先に売り、値下がりしたら買い戻して返す。下落で利益。
くわしく「高く売って安く買い戻す」。下落局面で利益を狙えるが、上昇すると損失は理論上青天井。踏み上げにも注意。
例:1,000円で空売り→800円で買い戻すと1株200円の利益(コスト別)。
間違えやすい点:上がると損失は無限大になりうる。買い戻しが殺到する「踏み上げ」で急騰することも。
信用売り
応用しんよううり|ジャンル:信用取引・空売り
一言で空売りの別名。信用取引で株を借りて売ること。
現引き
応用げんびき|ジャンル:信用取引・空売り
一言で信用の買い建玉を、代金を払って現物株として引き取ること。
現渡し
応用げんわたし|ジャンル:信用取引・空売り
一言で信用の売り建玉を、持っている現物株を渡して決済すること。優待クロスで使う。
信用新規建て
応用しんようしんきだて|ジャンル:信用取引・空売り
一言で信用取引で新しく建玉を作ること(新規の買い建て・売り建て)。
信用返済売り
応用しんようへんさいうり|ジャンル:信用取引・空売り
一言で買い建てを反対売買(売り)で決済すること。
信用返済買い
応用しんようへんさいがい|ジャンル:信用取引・空売り
一言で売り建てを反対売買(買い戻し)で決済すること。
建玉
応用たてぎょく / position|ジャンル:信用取引・空売り
一言で決済していない、持ち越し中の信用・先物などのポジション。
建玉上限
応用たてぎょくじょうげん|ジャンル:信用取引・空売り
一言で1銘柄などに設定される、建てられる玉の上限。
建玉整理
応用たてぎょくせいり|ジャンル:信用取引・空売り
一言でたまった建玉を手仕舞いして需給を軽くすること。
信用金利
応用しんようきんり|ジャンル:信用取引・空売り
一言で買い建てで、借りたお金にかかる金利。持ち続けるほどコストが増える。
貸株料
応用かしかぶりょう|ジャンル:信用取引・空売り
一言で空売りで、借りた株にかかる料金。
品貸料
応用しながしりょう|ジャンル:信用取引・空売り
一言で株が不足したときに売り方が払う追加コスト。逆日歩の元になる。
逆日歩
応用ぎゃくひぶ|ジャンル:信用取引・空売り
一言で空売りが多く株が不足したとき、売り方に発生する追加コスト。時に高額になる。
くわしく人気の売られすぎ銘柄で発生しやすく、いつ・いくら付くか読みにくい。優待クロスの想定外コストにもなる。
管理費
応用かんりひ|ジャンル:信用取引・空売り
一言で建玉を一定期間持ち続けると発生する事務コスト。
信用期日
応用しんようきじつ|ジャンル:信用取引・空売り
一言で制度信用の返済期限(原則6か月)。期日までに反対売買か現引き・現渡しが必要。
現物買い
基礎げんぶつがい|ジャンル:信用取引・空売り
一言で自己資金で現物株を買うこと。
つなぎ売り
応用つなぎうり|ジャンル:信用取引・空売り
一言で持っている現物の下落に備え、同じ銘柄を空売りして損益を固定する手法。
両建て
応用りょうだて|ジャンル:信用取引・空売り
一言で同じ銘柄で買い建てと売り建てを同時に持つこと。
配当落調整金
応用はいとうおちちょうせいきん|ジャンル:信用取引・空売り
一言で信用取引で、配当の権利日をまたいだときにやり取りされる調整金。
この章の要点:現物取引・現物株/信用取引/制度信用/一般信用/委託保証金/委託保証金率/維持率 は最低限おさえておきたい。
2. 需給と信用残
信用取引の“残高”は、将来の反対売買の予約でもある。買い残・売り残の偏りが、株価の重し・支えになる。過熱をしずめる規制もここで扱う。
買い残
応用かいざん / margin buying balance|ジャンル:需給と信用残
一言で信用で買ったまま、まだ返済(売り)していない株数。将来の“売り圧力”。
くわしく信用の買い建ては、いつか反対売買(売り)で決済するか、期日(制度信用は原則6か月)までに手仕舞う必要がある。だから買い残は“予約された売り”=将来の売り圧になり、積み上がるほど上値が重くなりやすい。増えすぎると増担保規制の対象にもなる。
例:買い残600万株なら、いずれ市場に出てくる売り候補が600万株ぶんある、というイメージ。株価が下がると、評価損を抱えた買い方の投げ売り(追証がらみ)も売り圧に加わりやすい。
間違えやすい点:「買い残が多い=人気で安心」ではない。むしろ将来の売りが積み上がっている状態。なお信用の期限は「SQ」ではなく信用期日。SQ(先物・オプションの清算日)は信用残とは別物だが、指数先物のSQ週は建玉整理や裁定解消で相場全体が振れ、信用の投げを誘うことがある。
売り残
応用うりざん / short balance|ジャンル:需給と信用残
一言で空売りしたまま、まだ買い戻していない株数。将来の“買い戻し需要”。
くわしく空売りは、借りた株を必ず買い戻して返さなければならない。だから売り残は“予約された買い”=将来の買い圧(買い戻し需要)になる。悪材料が出尽くすと買い戻しが集中し、上昇が上昇を呼ぶ「踏み上げ」で急騰することがある。
例:売り残300万株なら、いずれ買い戻し(=買い需要)が300万株ぶん控えている、というイメージ。逆日歩や貸株注意喚起が出ると、売り方はコスト増でさらに買い戻しを迫られる。
間違えやすい点:「売り残が多い=下がる」ではない。むしろ将来の買い戻し(買い圧)の予約。信用の期限は信用期日で、SQ(先物・オプションの清算日)とは別物。ただしSQ週は先物絡みの需給で相場全体が動きやすい点は共通。
信用倍率
応用しんようばいりつ|ジャンル:需給と信用残
一言で買い残 ÷ 売り残。1倍より大きいと買い長(将来の売り圧力が多い)。
くわしく需給の偏りを見る指標。倍率が高いほど上値が重く、低い(1倍割れ)と踏み上げ余地がある、と読む。
例:買い残600万株・売り残200万株なら信用倍率は3倍。
貸借倍率
応用たいしゃくばいりつ|ジャンル:需給と信用残
一言で貸借取引での融資残÷貸株残。信用倍率とほぼ同じ見方をする。
貸借銘柄
応用たいしゃくめいがら|ジャンル:需給と信用残
一言で制度信用で「買い」も「空売り」もできる銘柄。逆日歩が付くことがある。
日証金
応用にっしょうきん|ジャンル:需給と信用残
一言で日本証券金融。証券会社にお金や株を貸し出す専門機関。貸借残を公表する。
空売り比率
応用からうりひりつ|ジャンル:需給と信用残
一言でその日の売買のうち、空売りが占めた割合。市場心理の目安。
空売り残高
応用からうりざんだか|ジャンル:需給と信用残
一言で大口の空売り残高。一定以上は取引所に報告・公表される。
信用評価損益率
応用しんようひょうかそんえきりつ|ジャンル:需給と信用残
一言で信用の買い方が、平均でどれだけ含み損益かを示す指標。市場の過熱感の目安。
踏み上げ
応用ふみあげ / short squeeze|ジャンル:需給と信用残
一言で空売りの買い戻しが殺到して急騰すること。売り残が多い銘柄で起きやすい。
くわしく損失を止めようと売り方が一斉に買い戻すため、上昇が上昇を呼ぶ。
ショートカバー
応用しょーとかばー / short cover|ジャンル:需給と信用残
一言で空売りの買い戻しのこと。踏み上げの動力になる。
増担保規制
応用ましたんぽきせい|ジャンル:需給と信用残
一言で信用が過熱した銘柄で、保証金率を段階的に引き上げて過熱を冷ます措置。
くわしく第1次で50%(現金20%)、第2次70%(40%)、第3次90%(60%)と厳しくなる(JPX)。新規資金が入りにくくなり勢いが鈍りやすい。
日々公表銘柄
応用ひびこうひょうめいがら|ジャンル:需給と信用残
一言で信用残の増加が目立ち、取引所が毎日残高を公表して注意を促す銘柄。増担保の前段。
注意喚起銘柄
応用ちゅういかんきめいがら|ジャンル:需給と信用残
一言で取引が過熱・異常なとき、取引所が投資家に注意を呼びかける銘柄。
貸株注意喚起
応用かしかぶちゅういかんき|ジャンル:需給と信用残
一言で空売り用の株が不足しそうなとき、逆日歩リスクを知らせる注意喚起。
取引注意情報
応用とりひきちゅういじょうほう|ジャンル:需給と信用残
一言で急騰・急落など、投資判断に注意が要る銘柄に出される情報。
売買規制
応用ばいばいきせい|ジャンル:需給と信用残
一言で過熱・不公正の防止のため、信用や新規建てに制限をかけること。
浮動株
応用ふどうかぶ / floating shares|ジャンル:需給と信用残
一言で市場で実際に売買されうる株。大株主などの固定分を除いた株数。
浮動株比率
応用ふどうかぶひりつ|ジャンル:需給と信用残
一言で発行済株式に占める浮動株の割合。低いと少しの売買で値が飛びやすい。
この章の要点:買い残/売り残/信用倍率/踏み上げ/増担保規制 は最低限おさえておきたい。
3. 増資・資金調達と資本政策
会社が株を新しく出してお金を集める「増資」と、その逆に株を減らす「自社株買い」。1株の価値(希薄化・その逆)に直結する、会社法にも関わる重要テーマだ。
増資
基礎最重要ぞうし / capital increase|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で会社が新しい株を発行して資金を集めること。割当先で種類が分かれる。
くわしく公募(広く一般へ)・第三者割当(特定の相手へ)・株主割当(既存株主へ)がある。成長投資に使えれば好材料、財務の穴埋めなら嫌気されやすい。
間違えやすい点:「増資=株価にプラス」とは限らない。株数が増えて1株の価値が薄まる(希薄化)面がある。
会社法メモ 新株発行は原則として取締役会で決議できるが、有利な価格での第三者割当や、支配権が大きく動く募集は、株主総会の特別決議や株主への通知・公告が必要になる。既存株主の保護のための手続きだ。
公募増資
応用こうぼぞうし / public offering|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で広く一般の投資家に新株を売り出して資金を集める増資。
第三者割当増資
応用だいさんしゃわりあてぞうし|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で特定の相手(提携先・取引先など)に新株を割り当てる増資。
くわしく提携の証や救済目的で使われる。既存株主の持ち分が薄まり、有利発行なら株主総会の特別決議が要る。
希薄化
基礎最重要きはくか / dilution|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で新株発行で株数が増え、1株当たりの価値(EPSなど)が薄まること。
くわしく分母(株数)が増えるので、同じ利益でも1株の取り分が減る。転換社債やMSワラントなど“潜在株”も希薄化要因だ。
例:発行済1億株が1.2億株になれば、1株の取り分は約17%薄まる。
新株予約権
応用しんかぶよやくけん / stock option/warrant|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言であらかじめ決めた価格で新株を買える“権利”。行使されると株数が増える。
くわしく資金調達や役員報酬(ストックオプション)に使う。行使価格・期間が定められる。
会社法メモ 新株予約権の発行も、募集新株予約権として会社法の手続きに従う。とくに有利な条件での発行は株主総会の特別決議が必要になる。
ワラント
応用わらんと / warrant|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で新株予約権の別称。決めた価格で新株を買える権利。
MSワラント
応用えむえすわらんと|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で株価に応じて行使価格が下がる新株予約権。下落時に希薄化が進みやすく嫌気されやすい。
転換社債
応用てんかんしゃさい / convertible bond|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で一定条件で株式に転換できる社債。転換されると株数が増える(潜在株)。
CB
応用しーびー|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で転換社債(型新株予約権付社債)の略称。
自社株買い
基礎最重要じしゃかぶがい / share buyback|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で会社が自らの株を買い戻すこと。出回る株数が減り、1株の価値が高まりやすい。
くわしく希薄化のちょうど逆。EPSやROEが上がりやすく、配当と並ぶ株主還元の柱。ただし本業改善が伴わない“数字合わせ”は続かない。
会社法メモ 自己株式の取得は原則として株主総会の決議など、会社法の定める財源規制(分配可能額の範囲)に従う。取得した自己株式は消却も再放出もできる。
自己株式
応用じこかぶしき / treasury stock|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で会社が買い戻して保有している自社の株。議決権や配当はない。
消却
応用しょうきゃく / retirement of shares|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で自己株式を消して発行済株式数そのものを減らすこと。希薄化の逆。
自社株消却
応用じしゃかぶしょうきゃく|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で買い戻した自社株を消却すること。1株価値の向上を確定させる。
取得上限
応用しゅとくじょうげん|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で自社株買いで、取得する株数・金額の上限。
取得期間
応用しゅとくきかん|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で自社株買いを実施する期間。
株式分割
基礎かぶしきぶんかつ / stock split|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で1株を複数に分けること。株価は下がるが、持ち分の価値は変わらない。
くわしく1株を2株にすると株価は半分・株数は倍。少額で買いやすくなり、流動性が増える効果を狙う。
例:1株6,000円を1→3分割すると、3株×2,000円。合計は同じ。
間違えやすい点:「分割で得をする」わけではない。1株の価値が下がるだけで、資産は増えない。
株式併合
応用かぶしきへいごう / reverse split|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で複数の株を1株にまとめること。分割の逆で、株価は上がり株数は減る。
資本剰余金
応用しほんじょうよきん|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で増資などで集めた、資本に関する余剰金。
利益剰余金
基礎りえきじょうよきん / retained earnings|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で会社が生んだ利益の“ため”。配当や再投資の原資になる。
関連:純資産
欠損填補
応用けっそんてんぽ|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で剰余金を使って、過去の損失(欠損)を埋めること。
債務超過
基礎さいむちょうか / insolvency|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で負債が資産を上回り、純資産がマイナスの状態。上場廃止の要因にもなる。
資本増強
応用しほんぞうきょう|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で増資などで自己資本を厚くすること。財務の安全度を高める。
デット・エクイティ・スワップ
応用でっと・えくいてぃ・すわっぷ / DES|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で借金(デット)を株式(エクイティ)に振り替える再建手法。
メザニンファイナンス
応用めざにんふぁいなんす|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で普通の借入と株式の中間的な性格を持つ資金調達(劣後債・優先株など)。
劣後債
応用れつごさい / subordinated bond|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で返済順位が普通の社債より後ろの債券。利回りは高いがリスクも高い。
優先株
応用ゆうせんかぶ / preferred stock|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で配当や残余財産で普通株より優先される株。議決権が制限されることが多い。
種類株式
応用しゅるいかぶしき / class shares|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で議決権や配当などの条件が普通株と異なる株。会社が設計して発行する。
会社法メモ 会社法は、議決権制限株式・取得条項付株式・拒否権付株式(黄金株)など多様な種類株式を認めている。買収防衛や資本政策に使われる。
普通株式
基礎ふつうかぶしき / common stock|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で権利に特別な条件のない、一般的な株式。私たちが売買するのはこれ。
黄金株
応用おうごんかぶ / golden share|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で重要事項に拒否権を持つ種類株。買収防衛に使われることがある。
株式報酬
応用かぶしきほうしゅう|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で役員・従業員に株式で支払う報酬。業績連動の動機づけに使う。
ストックオプション
応用すとっくおぷしょん|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で自社株を決めた価格で買える権利を報酬として与える制度。株価上昇の動機づけ。
譲渡制限付株式
応用じょうとせいげんつきかぶしき / RS|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で一定期間売れない条件つきで役員などに付与する株式報酬。
RSU
応用あーるえすゆー|ジャンル:増資・資金調達と資本政策
一言で譲渡制限付株式ユニット。条件達成で株式が付与される報酬。
この章の要点:増資/公募増資/第三者割当増資/希薄化/新株予約権/MSワラント/転換社債 は最低限おさえておきたい。
4. IPO・上場制度
会社が新しく株式市場にデビューする「IPO」と、上場を続ける・退く際のルール。新規上場は人気だが、値動きも荒い。
IPO
基礎最重要あいぴーおー / initial public offering|ジャンル:IPO・上場制度
一言で未上場の会社が新しく株式市場に上場すること(新規株式公開)。
くわしく上場前に「公募価格」で株を申し込め、上場日に「初値」がつく。人気化すると初値が公募価格を大きく上回ることもあるが、外れれば公募割れもある。
間違えやすい点:「IPO=必ず儲かる」ではない。人気が過熱した銘柄は初値が高すぎて、その後下がることも多い。
公募価格
基礎こうぼかかく / offer price|ジャンル:IPO・上場制度
一言でIPOで、上場前に投資家が申し込める1株の値段。
関連:初値/IPO
初値
基礎はつね / opening price (IPO)|ジャンル:IPO・上場制度
一言で上場日に最初についた株価。公募価格との差が“初値の妙味”とされる。
ロックアップ
応用ろっくあっぷ / lock-up|ジャンル:IPO・上場制度
一言で上場後の一定期間、大株主が株を売れないようにする約束。解除で需給が緩むことも。
売出し
応用うりだし / secondary offering|ジャンル:IPO・上場制度
一言で既存の大株主などが持ち株を投資家に売ること。増資と違い会社に資金は入らない。
上場基準
基礎じょうじょうきじゅん / listing criteria|ジャンル:IPO・上場制度
一言で上場するために満たすべき、株主数・流通株式・時価総額などの条件。
上場廃止
基礎じょうじょうはいし / delisting|ジャンル:IPO・上場制度
一言で株式が市場での売買をやめること。基準割れ・完全子会社化・経営破綻などが理由。
間違えやすい点:「上場廃止=即無価値」ではないが、市場で売れなくなり価値が大きく損なわれることが多い。
監理銘柄
応用かんりめいがら|ジャンル:IPO・上場制度
一言で上場廃止のおそれがあるとして、投資家に注意を促すために指定される銘柄。
整理銘柄
応用せいりめいがら|ジャンル:IPO・上場制度
一言で上場廃止が決まり、最後の売買機会として一定期間だけ取引される銘柄。
特設注意市場銘柄
応用とくせつちゅういしじょうめいがら|ジャンル:IPO・上場制度
一言で内部管理などに重大な問題があり、改善が必要として指定される銘柄。
改善報告書
応用かいぜんほうこくしょ|ジャンル:IPO・上場制度
一言で不祥事などの後、再発防止策を取引所に提出する書類。
市場変更
基礎しじょうへんこう|ジャンル:IPO・上場制度
一言でプライム・スタンダード・グロースなど、上場する市場区分を変えること。
指定替え
応用していがえ|ジャンル:IPO・上場制度
一言で市場区分の変更(昇格・降格)を指す言い方。
流通株式比率
応用りゅうつうかぶしきひりつ|ジャンル:IPO・上場制度
一言で発行済株式に占める、実際に市場で流通する株式の割合。上場維持基準の一つ。
流通株式時価総額
応用りゅうつうかぶしきじかそうがく|ジャンル:IPO・上場制度
一言で流通株式の時価総額。市場区分の基準に使われる。
重複上場
応用じゅうふくじょうじょう|ジャンル:IPO・上場制度
一言で同じ会社が国内外の複数市場に上場していること。
海外上場
応用かいがいじょうじょう|ジャンル:IPO・上場制度
一言で海外の証券取引所に上場すること。
ADR
応用えーでぃーあーる / American Depositary Receipt|ジャンル:IPO・上場制度
一言で米国で外国株を売買できるようにした預託証券。原株の代わりに取引される。
原株
応用げんかぶ|ジャンル:IPO・上場制度
一言でADRなどの預託証券のもとになっている実際の株式。
預託証券
応用よたくしょうけん / depositary receipt|ジャンル:IPO・上場制度
一言で外国株を自国で売買しやすくした証券。ADRはその一種。
親子上場
応用おやこじょうじょう|ジャンル:IPO・上場制度
一言で親会社と子会社がともに上場している状態。少数株主との利益相反が論点になる。
この章の要点:IPO/公募価格/初値/上場廃止 は最低限おさえておきたい。
5. M&A・企業再編とガバナンス
会社を買う・一つになる「M&A」と、経営を監督する「コーポレートガバナンス」。株主の権利がぶつかり合う、会社法の中心テーマだ。
TOB
基礎最重要てぃーおーびー / tender offer|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で株式公開買付け。価格・期間・株数を公表し、市場の外でまとめて株を買い集めること。
くわしく買収や完全子会社化、MBOで使われる。市場価格に上乗せした価格が提示されることが多い。
例:市場価格800円に対し、1株1,000円で買い付ける、といった形。
会社法・金商法メモ 一定割合を超える株式取得は、金融商品取引法により原則としてTOB(公開買付け)が義務づけられる。全株主に平等な売却機会を与えるための制度だ。
MBO
応用えむびーおー / management buyout|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で経営陣が自社を買収し、非公開化すること。上場廃止を伴うことが多い。
株式交換
応用かぶしきこうかん / share exchange|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言である会社を、自社株を対価に完全子会社化する手法。現金を使わず統合できる。
株式移転
応用かぶしきいてん|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で既存会社の上に、新しい持株会社(親会社)を作る手法。
合併比率
応用がっぺいひりつ|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で合併・株式交換で、両社の株を何対何で交換するかの比率。
子会社化
基礎こがいしゃか|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で議決権の過半数などを取得し、ある会社を子会社にすること。
持株会社
基礎もちかぶがいしゃ / holding company|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で傘下の会社の株を持って支配・管理する会社(ホールディングス)。
大株主
基礎おおかぶぬし / major shareholder|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で発行済株式の多くを持つ株主。上位10名などが有報に載る。
安定株主
応用あんていかぶぬし|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で長期に株を保有し、経営を支持しやすい株主(取引先・金融機関など)。
持ち合い株
応用もちあいかぶ / cross-shareholding|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で取引先どうしがお互いの株を持ち合うこと。近年は縮小の流れ。
政策保有株式
応用せいさくほゆうかぶしき|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で取引関係の維持などを目的に持つ株。資本効率やガバナンスの観点から縮減が求められる。
アクティビスト
応用あくてぃびすと / activist|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で株主提案などで経営に積極的に関与し、企業価値向上や還元を求める投資家。
物言う株主
応用ものいうかぶぬし|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言でアクティビストの日本語表現。経営に注文をつける株主。
大量保有報告書
応用たいりょうほゆうほうこくしょ|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で上場株を5%超保有した人が提出する報告書。誰が買い集めているかが分かる。
変更報告書
応用へんこうほうこくしょ|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で大量保有の割合が1%以上変わったときに出す追加の報告書。
5%ルール
応用ごぱーせんとるーる|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で上場株を5%超持つと大量保有報告書の提出が必要になる制度(金商法)。
議決権行使
基礎ぎけつけんこうし|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で株主総会で、賛成・反対を投じて権利を使うこと。書面やネットでも可能。
会社法メモ 1単元1議決権が原則。会社の合併・定款変更・役員選任などの重要事項は、株主総会の決議で決まる。株主は会社の“主権者”だ。
関連:議決権/株主総会
株主提案
応用かぶぬしていあん / shareholder proposal|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で一定の株を持つ株主が、総会の議案を提案すること。
委任状争奪戦
応用いにんじょうそうだつせん / proxy fight|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で賛成票(委任状)を株主から集め合い、経営方針を争うこと。
プロキシーファイト
応用ぷろきしーふぁいと|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で委任状争奪戦の英語表現。
コーポレートガバナンス
基礎こーぽれーとがばなんす / corporate governance|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で会社が健全に経営されるよう監督・規律づける仕組み。企業統治。
くわしく社外取締役や委員会などで、経営者が株主の利益に反しないよう歯止めをかける。
スチュワードシップ・コード
応用すちゅわーどしっぷこーど|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で機関投資家が、投資先と建設的に対話し責任を果たすための行動指針。
コーポレートガバナンス・コード
応用こーぽれーとがばなんすこーど|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で上場企業が守るべき企業統治の原則集。社外取締役の設置などを求める。
指名委員会
応用しめいいいんかい|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で取締役の指名などを担う委員会。
報酬委員会
応用ほうしゅういいんかい|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で役員報酬を決める委員会。お手盛りを防ぐ。
社外取締役
基礎しゃがいとりしまりやく / outside director|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で社内出身でない立場から経営を監督する取締役。ガバナンスの要。
関連:独立役員/コーポレートガバナンス
独立役員
応用どくりつやくいん|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で会社と利害関係のない社外役員。取引所が設置を求める。
業績連動報酬
応用ぎょうせきれんどうほうしゅう|ジャンル:M&A・企業再編とガバナンス
一言で業績や株価に連動して増減する役員報酬。動機づけの仕組み。
この章の要点:TOB/MBO/株式交換/政策保有株式/アクティビスト/大量保有報告書/5%ルール は最低限おさえておきたい。
6. 投資信託・ETF・REIT
たくさんの投資家からお金を集め、プロがまとめて運用する「投資信託」。市場で売買できる「ETF」、不動産に投資する「REIT」まで。1本で分散できるのが魅力だ。
投資信託
入門最重要とうししんたく / mutual fund|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で多数の投資家の資金をまとめ、運用会社が株や債券などに分散投資する商品。
くわしく1本買うだけで幅広く分散でき、少額から始められる。反面、信託報酬などのコストが毎日かかる。
間違えやすい点:「元本保証」ではない。分散されていても、市場全体が下げれば基準価額は下がる。
基準価額
基礎きじゅんかがく / NAV per unit|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で投資信託の1口(または1万口)あたりの値段。1日1回計算される。
純資産総額
基礎じゅんしさんそうがく|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言でその投資信託が集めて運用している資産の合計額。規模の目安。
信託報酬
入門最重要しんたくほうしゅう / expense ratio|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で投資信託を保有している間、毎日かかる運用コスト(年率)。
くわしく低いほど有利。長期では複利で効くため、同じ指数連動なら信託報酬の低い商品が基本。
例:年0.1%と年1.5%では、20年で手取りに大きな差がつく。
間違えやすい点:「無料」の投信はない。派手なリターンより、まずコストを確認する。
購入時手数料
基礎こうにゅうじてすうりょう|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で投資信託を買うときにかかる手数料。無料(ノーロード)の商品も多い。
信託財産留保額
応用しんたくざいさんりゅうほがく|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で解約時に差し引かれ、ファンドに残される費用。かからない商品もある。
分配金
基礎ぶんぱいきん / distribution|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で投資信託が定期的に投資家へ支払うお金。運用益から出るとは限らない。
間違えやすい点:普通分配金と特別分配金がある。
普通分配金
応用ふつうぶんぱいきん|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で運用で得た利益から支払われる分配金。課税対象。
特別分配金
応用とくべつぶんぱいきん|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で元本の一部を払い戻す分配金(=元本払戻金)。利益ではないので非課税。
くわしく受け取ると基準価額と元本が減る。“高分配=好成績”ではない点に注意。
間違えやすい点:「毎月分配で得している」とは限らない。特別分配金は自分の元本が戻っているだけのことがある。
再投資
基礎さいとうし / reinvestment|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で分配金を受け取らず、同じ投信の買い増しに回すこと。複利が効きやすい。
ファンドマネージャー
基礎ふぁんどまねーじゃー|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で投資信託の運用方針を決め、銘柄を選ぶ運用の責任者。
運用会社
基礎うんようがいしゃ|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で投資信託を作り、運用の指図を出す会社。
販売会社
基礎はんばいがいしゃ|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で投資信託を投資家に売る証券会社・銀行など。
受託会社
応用じゅたくがいしゃ|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で投資信託の資産を分別して保管・管理する信託銀行。
カストディアン
応用かすとでぃあん / custodian|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で有価証券の保管・管理を専門に行う機関。
ETF
基礎最重要いーてぃーえふ / exchange-traded fund|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で証券取引所に上場し、株と同じように売買できる投資信託。
くわしく日経平均やTOPIXなどの指数に連動するものが多く、低コストでリアルタイムに売買できる。
ETN
応用いーてぃーえぬ|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で指数に連動する上場商品だが、発行体の信用リスクを伴う点がETFと違う。
REIT
基礎りーと / real estate investment trust|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で投資家から集めた資金で不動産に投資し、賃料や売却益を分配する商品。
J-REIT
基礎じぇいりーと|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で日本の証券取引所に上場するREIT。少額から不動産に分散投資できる。
パッシブ運用
基礎ぱっしぶうんよう / passive|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で指数(ベンチマーク)に連動することを目指す運用。低コストが強み。
インデックス運用
基礎いんでっくすうんよう / index|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で指数に連動させる運用。パッシブ運用とほぼ同義。
アクティブ運用
基礎あくてぃぶうんよう / active|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で指数を上回る成績を目指し、銘柄を選んで運用すること。コストは高め。
ベンチマーク
基礎べんちまーく / benchmark|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で運用成績を比べる基準となる指数(TOPIXなど)。
トラッキングエラー
応用とらっきんぐえらー|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言でファンドの値動きが、連動を目指す指数からどれだけずれたかの度合い。
トータルリターン
基礎とーたるりたーん / total return|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で値上がり益と分配金・配当を合わせた、総合的なリターン。
MSCI
応用えむえすしーあい|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で世界的に使われる株価指数の提供会社。指数採用・除外が需給に影響する。
FTSE
応用ふっつぃー|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で英国系の株価指数提供会社。世界の機関投資家が参照する。
指数採用
応用しすうさいよう|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で指数の構成銘柄に選ばれること。連動ファンドの買いが入りやすい。
指数除外
応用しすうじょがい|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で指数から外れること。連動ファンドの売りが出やすい。
リバランス
応用りばらんす / rebalancing|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で指数やファンドの構成を、決めた比率に戻すために売買すること。
ヘッジファンド
応用へっじふぁんど / hedge fund|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で空売りやレバレッジも使い、相場の上下に関係なく利益を狙う私募ファンド。
プライベートエクイティ
応用ぷらいべーとえくいてぃ / PE|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で未上場企業に投資し、価値を高めて売却益を狙うファンド。
ベンチャーキャピタル
応用べんちゃーきゃぴたる / VC|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で創業期の企業に投資し、上場などで大きな利益を狙うファンド。
バイアウトファンド
応用ばいあうとふぁんど|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で成熟企業を買収し、経営改善して売却するPEの一種。
SOX指数
応用そっくすしすう / PHLX Semiconductor|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言で米国の半導体関連およそ30社で構成する株価指数(フィラデルフィア半導体株指数)。半導体はハイテク景気を映す“心臓”とされ値動きが大きく、日本の半導体関連株にも波及する。
SOXL
応用そっくするー|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言でSOX指数の約3倍の値動きを目指すレバレッジ型ETF(米国上場)。上げも下げも約3倍に増幅される超高リスク商品。
くわしく日々の値動きを3倍化する仕組み上、横ばい相場でも“減価”しやすく長期保有に向かない。初心者向けではない。
間違えやすい点:「3倍値上がりする」ではなく「1日の変動が約3倍」。持ち続けると想定と大きくずれることがある。
SOXS
応用そっくすえす|ジャンル:投資信託・ETF・REIT
一言でSOX指数と逆・約3倍の値動きを目指すインバース型ETF(下落で利益)。SOXL同様に超高リスクで、読み違えると急速に減りやすい。
間違えやすい点:上昇が続くと大きく目減りする。ヘッジや短期用で、初心者向けではない。
この章の要点:投資信託/基準価額/信託報酬/購入時手数料/分配金/特別分配金/再投資 は最低限おさえておきたい。
7. 先物・オプション
将来の売買を今の価格で約束する「先物」、買う/売る“権利”を売買する「オプション」。ヘッジや裁定に使われ、現物株の値動きにも影響する応用領域だ。
先物取引
応用さきものとりひき / futures|ジャンル:先物・オプション
一言で将来の決まった日に、今決めた価格で売買することを約束する取引。
くわしく少ない証拠金で大きな金額を動かせる(レバレッジ)。指数先物は現物株全体の先行指標にもなる。
経済メモ 先物には“価格発見”と“リスク移転(ヘッジ)”という機能がある。将来の価格観をいち早く映し、現物を持つ人がリスクを他者に移す場になる。
株価指数先物
応用かぶかしすうさきもの / index futures|ジャンル:先物・オプション
一言で日経平均やTOPIXなど、株価指数を対象にした先物。相場全体のヘッジや売買に使う。
オプション取引
応用おぷしょんとりひき / options|ジャンル:先物・オプション
一言で将来、決めた価格で買う/売る“権利”を売買する取引。
くわしく買う権利がコール、売る権利がプット。権利なので、不利なら行使しなければよい(買い手の損はプレミアムまで)。
コールオプション
応用こーるおぷしょん / call option|ジャンル:先物・オプション
一言で決めた価格で“買う権利”。株価が上がるほど利益が伸びる。
プットオプション
応用ぷっとおぷしょん / put option|ジャンル:先物・オプション
一言で決めた価格で“売る権利”。株価が下がるほど利益が伸びる。下落ヘッジに使う。
権利行使価格
応用けんりこうしかかく / strike price|ジャンル:先物・オプション
一言でオプションで、売買できると約束された価格。損益の分かれ目になる。
満期日
応用まんきび / expiration|ジャンル:先物・オプション
一言でオプションや先物の期限。ここで清算される。
SQ
応用えすきゅー / special quotation|ジャンル:先物・オプション
一言で先物・オプションの最終清算に使う特別な清算値。SQ算出日は値が振れやすい。
メジャーSQ
応用めじゃーえすきゅー|ジャンル:先物・オプション
一言で先物とオプションのSQが重なる、3・6・9・12月のSQ。影響が大きい。
限月
応用げんげつ / contract month|ジャンル:先物・オプション
一言で先物・オプションが満期を迎える月。
ロールオーバー
応用ろーるおーばー / rollover|ジャンル:先物・オプション
一言で満期が近い建玉を、次の限月に乗り換えること。
デルタ
応用でるた / delta|ジャンル:先物・オプション
一言で原資産が1動いたとき、オプション価格がどれだけ動くかの感応度(グリークスの一つ)。
ガンマ
応用がんま / gamma|ジャンル:先物・オプション
一言でデルタ自体の変化の速さを表す指標。
セータ
応用せーた / theta|ジャンル:先物・オプション
一言で時間の経過でオプション価値がどれだけ減るか(時間価値の減少)。シータとも。
ベガ
応用べが / vega|ジャンル:先物・オプション
一言で予想変動率(IV)が動いたときのオプション価格の感応度。
インプライド・ボラティリティ
応用いんぷらいど・ぼらてぃりてぃ / IV|ジャンル:先物・オプション
一言でオプション価格から逆算した、市場が織り込む将来の変動率の予想。
オプション料
応用おぷしょんりょう / premium|ジャンル:先物・オプション
一言でオプションを買うときに払う代金。プレミアムともいう。
プレミアム
応用ぷれみあむ|ジャンル:先物・オプション
一言でオプション料のこと。買い手の最大損失=支払ったプレミアム。
ヘッジ取引
応用へっじとりひき / hedge|ジャンル:先物・オプション
一言で保有資産の値下がりリスクを、先物やオプションで打ち消す取引。
くわしく現物株を持ちながら先物を売る、プットを買う、などで下落に備える。
デルタヘッジ
応用でるたへっじ|ジャンル:先物・オプション
一言でオプションの値動き(デルタ)を、原資産の売買で打ち消す調整。
裁定取引
応用さいていとりひき / arbitrage|ジャンル:先物・オプション
一言で同じ価値のものの価格差を利用し、割高を売り割安を買って利ざやを取る取引。
くわしく先物と現物の差などを狙う。理論上ローリスクで、価格差を埋める働きをする。
経済メモ 裁定は、ゆがんだ価格を“あるべき水準”に戻す市場の自浄作用。だからこそ、うまみのある価格差はすぐ消えやすい。
アービトラージ
応用あーびとらーじ|ジャンル:先物・オプション
一言で裁定取引の英語表現。
裁定残
応用さいていざん|ジャンル:先物・オプション
一言で裁定取引に絡んで積み上がった買い・売りの残高。解消で需給が動く。
裁定解消売り
応用さいていかいしょううり|ジャンル:先物・オプション
一言で裁定の買い建てを手仕舞う売り。需給の重しになることがある。
裁定買い
応用さいていがい|ジャンル:先物・オプション
一言で裁定取引にともなう現物株の買い。
先物主導
応用さきものしゅどう|ジャンル:先物・オプション
一言で先物の動きに引っ張られて現物株が動く相場。
この章の要点:先物取引/株価指数先物/オプション取引/コールオプション/プットオプション/権利行使価格/SQ は最低限おさえておきたい。
8. チャート・テクニカル分析
過去の値動きから相場の勢いや転換を読む道具たち。あくまで“過去の要約”で、だまし(外れ)は必ずある。単独で信じず、需給や業績と合わせて使う。
ローソク足
基礎最重要ろうそくあし / candlestick|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で一定期間の値動きを1本で表す図。実体が始値・終値、ヒゲが高値・安値。
くわしく終値が始値より高い陽線、低い陰線で色分け。1本で4つの価格が読める。
陽線
基礎ようせん|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で終値が始値より高いローソク足。買いが優勢だった1本。
陰線
基礎いんせん|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で終値が始値より低いローソク足。売りが優勢だった1本。
大陽線・大陰線
基礎だいようせん・だいいんせん|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で実体が長いローソク足。大陽線は強い買い、大陰線は強い売りが1本に出た形。
くわしく高値圏で出る上ヒゲの長い大陰線は天井、安値圏の大陽線は底のサインになりやすい。出来高を伴うほど信頼度が上がる。
三尊天井
応用さんぞんてんじょう / head and shoulders|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で高値の山が3つ並び、真ん中の山が最も高い天井のパターン。海外ではヘッド&ショルダーと呼ぶ。
くわしく2つの谷を結んだネックラインを割ると天井打ちのサインとされる。上下を逆にした「逆三尊」は底打ちのサイン。だましも多く、単独では使わない。
デッドキャットバウンス
応用でっどきゃっとばうんす / dead cat bounce|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で急落の途中で一時的に起こる小さな反発。反発しても下落トレンドは続くことが多い。
くわしく「死んだ猫でも高いところから落とせば跳ねる」に由来する俗語。本物の反転と見分けにくく、飛びつくと再下落に巻き込まれやすい。
上ヒゲ
基礎うわひげ|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言でローソク足の上に伸びる線。高値まで買われて押し戻された跡。
下ヒゲ
基礎したひげ|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言でローソク足の下に伸びる線。安値まで売られて買い戻された跡。
十字線
応用じゅうじせん / doji|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で始値と終値がほぼ同じローソク足。迷い・転換のサインとされる。
移動平均線
基礎最重要いどうへいきんせん / moving average|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で一定期間の終値の平均を線でつないだもの。トレンド(向き)を見やすくする。
くわしくでこぼこをならし、上向きか下向きかを判断。短期・中期・長期を重ねて使う。
パーフェクトオーダー
応用ぱーふぇくとおーだー / perfect order|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で短期・中期・長期の移動平均線が順番どおりにきれいに並び、3本とも同じ向きの状態。
くわしく上から株価→短期→中期→長期の順に並び、すべて上向きなら上昇トレンドが最も整った形とされる。上下がそっくり逆(上から長期→中期→短期→株価がすべて下向き)になった状態はデスオーダーと呼ばれ、下降トレンドが最も強い形。
ゴールデンクロス
基礎ごーるでんくろす|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で短期線が長期線を下から上に抜くこと。上昇の勢いづきとされ買いサイン。
間違えやすい点:だましも多い。
デッドクロス
基礎でっどくろす|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で短期線が長期線を上から下に抜くこと。売りサインとされる。
上値抵抗線
基礎うわねていこうせん / resistance|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で上昇が何度もはね返される価格帯。“天井の壁”。抜けると加速しやすい。
下値支持線
基礎したねしじせん / support|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で下落が何度も止まる価格帯。“底の床”。割れると下落が加速しやすい。
トレンドライン
基礎とれんどらいん|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で高値どうし・安値どうしを結んだ線。相場の方向を見る補助線。
RSI
応用あーるえすあい|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で買われすぎ・売られすぎを0〜100で表す指標。70超で過熱、30割れで売られすぎの目安。
MACD
応用まっくでぃー|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で2本の線の交差でトレンド転換を捉える指標。ゼロラインの上下も見る。
ボリンジャーバンド
応用ぼりんじゃーばんど|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で移動平均の上下に、ばらつき(±2σ)の帯を描く指標。帯が狭いと大きく動きやすい。
一目均衡表
応用いちもくきんこうひょう|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で雲などで相場の均衡・転換を読む、日本生まれのテクニカル。
ブレイクアウト
応用ぶれいくあうと / breakout|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で抵抗線・支持線を勢いよく抜けること。トレンド発生の合図とされる。
ダマシ
応用だまし / false signal|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言でサインどおりに動かず、逆に動くこと。テクニカルには必ずつきまとう。
間違えやすい点:「サインが出れば必ず動く」は誤り。だましは日常。複数の指標や業績と合わせて判断する。
ギャップアップ
応用ぎゃっぷあっぷ / gap up|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で前日終値より大きく高く始まり、チャートに“窓”ができること。
ギャップダウン
応用ぎゃっぷだうん / gap down|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で前日終値より大きく安く始まること。
窓開け
応用まどあけ|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言でローソク足の間にすき間(窓)ができること。
窓埋め
応用まどうめ|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言でできた窓の価格帯まで戻して、すき間を埋めること。
スプレッド
応用すぷれっど / spread|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で売り気配と買い気配の差。狭いほど売買しやすい。
スリッページ
応用すりっぺーじ / slippage|ジャンル:チャート・テクニカル分析
一言で注文した値と実際に約定した値のズレ。急変時や薄い板で起きやすい。
この章の要点:ローソク足/陽線/陰線/移動平均線/ゴールデンクロス/デッドクロス/上値抵抗線 は最低限おさえておきたい。
9. リスク管理・ポートフォリオと相場局面
1銘柄の当て勘ではなく、全体の設計でリスクを抑える考え方。数字で risk を測る指標や、金利・景気で移り変わる相場の“局面”も押さえる。
ポートフォリオ
基礎最重要ぽーとふぉりお / portfolio|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で保有する資産の“組み合わせ”全体のこと。個別より全体の設計が結果を左右する。
くわしく値動きの異なる資産を混ぜると、全体の振れ(リスク)を抑えられる。
アセットアロケーション
応用あせっとあろけーしょん / asset allocation|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で株・債券・現金などへの資金配分。長期の成績の大半を決めるとされる。
リバランス売買
応用りばらんすばいばい|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で崩れた資産配分を、決めた比率に戻す売買。上がった資産を売り、下がった資産を買う。
リスク許容度
基礎りすくきょようど / risk tolerance|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言でどれだけの値下がりに耐えられるか。年齢・資金・性格で決まる。
関連:ボラティリティ
最大ドローダウン
応用さいだいどろーだうん / max drawdown|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で資産が高値からどれだけ下落したかの最大幅。痛みの大きさの目安。
シャープレシオ
応用しゃーぷれしお / Sharpe ratio|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で取ったリスク1単位あたり、どれだけ超過リターンを得たか。効率の指標。
ソルティノレシオ
応用そるてぃのれしお|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で下振れリスクだけに注目した、シャープレシオの改良版。
ベータ
応用べーた / beta|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で市場全体に対する感応度(市場=1)。1超は市場より大きく動く。資本コストにも使う。
アルファ
応用あるふぁ / alpha|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で市場平均を上回った超過リターン。運用の“腕”の部分。
相関係数
応用そうかんけいすう / correlation|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で2つの資産の値動きが、どれだけ連動するか(−1〜+1)。低い組み合わせが分散に効く。
関連:分散投資
標準偏差
応用ひょうじゅんへんさ / standard deviation|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で値動きのばらつきの大きさ。リスクの代表的なものさし。
関連:ボラティリティ
期待収益率
応用きたいしゅうえきりつ / expected return|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で将来見込まれるリターンの平均的な水準。
リスクプレミアム
応用りすくぷれみあむ / risk premium|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言でリスクを取る見返りとして、無リスク金利に上乗せして求めるリターン。
株式リスクプレミアム
応用かぶしきりすくぷれみあむ / ERP|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で株式全体が、国債などの無リスク金利に上乗せで求めるリターン。
無リスク金利
応用むりすくきんり / risk-free rate|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で国債利回りなど、ほぼ確実に得られる金利。あらゆる期待リターンの土台。
関連:国債・金利と株価(記事)
スキャルピング
応用すきゃるぴんぐ / scalping|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で数秒〜数分で細かく売買を繰り返す超短期売買。
回転売買
応用かいてんばいばい|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で短期間に同じ資金で売買を繰り返すこと。手数料がかさみやすい。
ロングポジション
基礎ろんぐぽじしょん / long|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で買い持ち。値上がりで利益になるポジション。
ショートポジション
基礎しょーとぽじしょん / short|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で売り持ち(空売り)。値下がりで利益になるポジション。
ネットポジション
応用ねっとぽじしょん|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で買いと売りを差し引いた正味の持ち高。
手仕舞い
基礎てじまい|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で持っているポジションを決済して取引を終えること。
ドテン
応用どてん|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で買いから売りへ(またはその逆へ)、ポジションを一気に反転させること。
ポジション調整
応用ぽじしょんちょうせい|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で持ち高を増減させて、リスクや偏りを整えること。
循環物色
応用じゅんかんぶっしょく|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で資金が業種から業種へと、順ぐりに向かう動き。
セクターローテーション
応用せくたーろーてーしょん / sector rotation|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で景気や金利の局面に応じて、資金が業種を巡ること。
需給相場
応用じゅきゅうそうば|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で業績より、資金量(需給)で動いている相場。
業績相場
応用ぎょうせきそうば|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で企業業績の改善を主因に上がる相場。
金融相場
応用きんゆうそうば|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で金融緩和(低金利・資金供給)を追い風に上がる相場。業績より金利が主役。
逆金融相場
応用ぎゃくきんゆうそうば|ジャンル:リスク管理・ポートフォリオと相場局面
一言で金融引き締め(利上げ)を嫌気して下がりやすい相場。
この章の要点:ポートフォリオ/アセットアロケーション/リバランス売買/リスク許容度/シャープレシオ/ベータ/相関係数 は最低限おさえておきたい。
10. 税金・口座(応用)
利益にかかる税と、口座まわりの実務。損失を活かす損益通算・繰越や、優待クロスなどの節税・実務の言葉を押さえる。制度は変わるので最新は公式で。
譲渡益課税
基礎じょうとえきかぜい|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で株を売って得た利益(譲渡益)にかかる税金。税率は約20.315%。
損益通算
応用最重要そんえきつうさん|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で利益と損失を相殺して、税金の対象を小さくすること。
くわしく同じ年の株の利益と損失を差し引きできる。NISA口座の損失は通算できない点に注意。
例:利益50万円・損失30万円なら、課税対象は差し引き20万円。
間違えやすい点:NISAの損失は他の利益と通算できない。だからNISAは損失時に不利になりうる。
損失繰越
応用そんしつくりこし|ジャンル:税金・口座(応用)
一言でその年に引き切れなかった損失を、翌年以降(最大3年)に繰り越して使う制度。
くわしく繰り越すには確定申告が必要。翌年の利益と相殺して税を減らせる。
申告分離課税
応用しんこくぶんりかぜい|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で株の譲渡益などを、他の所得と分けて申告・課税する方式。
源泉分離課税
応用げんせんぶんりかぜい|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で受け取り時に税が天引きされ、それで課税が完結する方式。
配当控除
応用はいとうこうじょ|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で配当を総合課税で申告したとき、一定割合を税額から差し引ける制度。
外国税額控除
応用がいこくぜいがくこうじょ|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で外国株の配当で現地課税された分を、日本の税から差し引く制度。
二重課税
応用にじゅうかぜい|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で外国株配当などで、現地と日本の両方で課税されること。控除で調整する。
年間取引報告書
応用ねんかんとりひきほうこくしょ|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で1年の売買損益をまとめた書類。確定申告に使う。
確定申告不要制度
応用かくていしんこくふようせいど|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で特定口座(源泉徴収あり)なら、原則として確定申告をしなくてよい仕組み。
損出し
応用そんだし|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で含み損を年内に売って確定させ、利益と相殺して税を減らす手法。
益出し
応用えきだし|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で含み益を確定させて取得単価を上げ直す(将来の税を調整する)手法。
年末損出し
応用ねんまつそんだし|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で年末に損出しを行い、その年の税負担を減らすこと。
節税売り
応用せつぜいうり|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で税負担を軽くする目的で行う売り。
洗替え
応用あらいがえ|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で同じ銘柄を売って買い直し、取得単価を今の価格に更新すること。
クロス取引
応用くろすとりひき|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で同じ銘柄を同数量、同時に買いと売りで出す取引。優待取りや損出しに使う。
優待クロス
応用ゆうたいくろす|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で現物買いと信用売りを同時に行い、株価変動リスクを抑えて優待だけ取る手法。
くわしく権利付き最終日に組み、権利落ち後に現渡しで決済する。逆日歩などのコストに注意。
クロス売買
応用くろすばいばい|ジャンル:税金・口座(応用)
一言でクロス取引の別名。
権利取り
応用けんりどり|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で配当・優待の権利を得るために、権利付き最終日までに買うこと。
配当取り
応用はいとうどり|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で配当の権利だけを狙って売買すること。
優待取り
応用ゆうたいどり|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で株主優待の権利だけを狙って売買すること。
取得費加算
応用しゅとくひかさん|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で相続した株を売るとき、払った相続税の一部を取得費に加えられる特例。
みなし取得費
応用みなししゅとくひ|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で取得価額が不明な株で、一定割合を取得費とみなして計算する方法。
株式移管
応用かぶしきいかん|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で保有株を別の証券会社の口座へ移すこと。
移管手数料
応用いかんてすうりょう|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で株式移管にかかる手数料。無料の会社もある。
入庫
応用にゅうこ|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で他社などから自分の口座へ株を受け入れること。
出庫
応用しゅっこ|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で自分の口座から他社へ株を移し出すこと。
証券担保ローン
応用しょうけんたんぽろーん|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で保有する株などを担保に、お金を借りられるサービス。
名義書換料
応用めいぎかきかえりょう|ジャンル:税金・口座(応用)
一言で株主名簿の名義を書き換える際の費用(現在はほぼ電子化)。
この章の要点:譲渡益課税/損益通算/損失繰越/申告分離課税/配当控除/確定申告不要制度/損出し は最低限おさえておきたい。
ほかの編:
本ページは一般的な用語解説であり、特定の商品・銘柄の売買を推奨するものではない。制度や数値は変わることがあるため、最新は公式情報(金融庁・日本取引所グループ・国税庁 等)で確認してほしい。図はすべて編集部が作図(画像の転載ではない)。